糖尿病と栄養士さんと食事指導
糖尿病の治療を行っている医療機関では、栄養士さんの栄養指導を行っているところが多いです。
糖尿病になった方に、どのような食事が必要なのかしっかり指導することが糖尿治療の基本となるからです。
また糖尿になったら好きなものも食べられずお酒も飲むことが出来ず、我慢ばかりの生活になると勘違いしている方も多いので、そういった方に、本当に糖尿病の改善となる食事指導を行ってくれます。
栄養士さんの指導では必ず、「毎日3食、バランスよく食べる」といわれます。
これはダメ、あれはダメ、という、食べてはいけないもの、実はないのです。
生活のリズムを考えて朝ご飯を食べ、仕事を行い昼を食べまた仕事を行い、夜帰宅したらゆっくりよく噛んで食事をし、その後、少し時間をいてウォーキングする等運動を取り入れるという生活改善を指導されるでしょう。
糖尿はブドウ糖を細胞が取り込み切れず、エネルギー代謝しにくくなっている代謝異常の状態です。
正しい代謝機能を取り戻すために、体に必要な栄養素をバランスよく、リズムよく摂取するという事がとても重要なのです。
糖尿になるとご飯を食べてはいけないなど糖質の高い食べ物を食べないほうがいいと考えがちです。
でも生きていくためには糖質も適度に必要ですし、それ以外の栄養素も必要になります。
必要な栄養素をその方の体に合った分量摂取するという事が必要なのです。
糖尿病となっている方、また予備軍の方々に、その方に必要な栄養素の摂取方法を指導してくれるのが、栄養士さんによる食事指導です。
カロリー数やそれぞれの栄養素を計算して・・・というと面倒なので、糖尿の場合、1単位80kcalという食品交換表を利用します。
1単位として食べ物を考えると栄養素ごとに食材を考える事が出来るので、簡単にメニューを考える事が出来ますし、外食の際にも役立ちます。
必要な栄養素をしっかり摂取し、適度な運動を行う、栄養士や医師の指導を受け、正しい知識をもって食事療法を行っていきましょう。