インスリン不足

糖尿病とメディカルアロマの関係

海外では古くから医療の現場にアロマを取り入れてきました。
日本はまだまだアロマについては後進国ですが、最近は糖尿病などの疾患について、メディカルアロマを利用したサポート的治療が取り入れられてきています。

糖尿病がひどくなると合併症のリスクが高くなります。
網膜症や腎症、神経症などが三大合併症といわれていますが、この全てにおいて関係してくるのが血液の流れが悪くなるということです。
血糖値が高い状態が継続する場合、血液の中にブドウ糖が多く流れ込みます。
食べ物を食べ胃で消化されブドウ糖というエネルギーの元になり、腸から血液にその栄養素が吸収されます。
ブドウ糖は血液と共に体内の細胞内に入り、その細胞が栄養を吸収することで私たちの体は円滑に動くことができるのです。

でも過食や生活習慣の乱れ、またストレスを受けるなどするとブドウ糖が細胞にはいる事が出来ず血液の中に余剰分がたくさん流れ込み血糖が高い状態となります。
ブドウ糖が血液の中に過剰に入っていると血液はドロドロ状態になります。
砂糖水を連想してもらえばわかります。
ドロドロべたべた、グラスの中にも糖分がぺったりくっつきます。
この状態が血液の状態であると想像すれば、血流が悪くなるのも理解しやすいでしょう。

血液の流れが悪くなると必要な酸素や栄養分が各器官に行きわたらなくなってしまいます。
腎臓は老廃物を尿に流すという役割がありますが、老廃物だらけとなっていますのでフル活動しなければならず疲労します。
腎臓機能が弱くなるという事です。
網膜も栄養素や酸素が必要なのに必要なものが届かないことで血管が固くなり網膜に異常をきたします。
神経にも栄養素や酸素が生きにくくなり、神経障害を起こすのです。

アロマオイルなどを利用しマッサージを施すことで、血液の流れを促進することができます。
またアロマを利用したマッサージは心地いい香りに包まれたマッサージとなるため、ストレス解消にもつながります。
医療機関では糖尿病患者さんのためにこうしたメディカルアロマの施設などを設けるところも多くなってきています。

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