インスリン不足

糖尿病の影響で全身にダメージ

尿に糖が出る、高血糖な状態、生活習慣病、糖尿病はこうした状態で、薬を飲んだりすればすぐ治るなんて考えている人もいますが、もっと理解を深めておかないと後悔するのは自分です。
糖尿病は合併症が怖いとよくいいます。
腎臓、神経、、とても重要な器官に合併症がおこるのですが、これ以外、全身にダメージを与えるのがこの病気の怖いところです。

糖尿というのは血液中の血糖が高くなるという「代謝疾患」です。
ほかの病気の場合、臓器そのものに病変があり、そこを治せば完治するという物が多いのですが、糖尿病の厄介なところは、血液の代謝疾患群であり、そのダメージは全身に及ぶという点です。

遺伝的要素や生活習慣が大きく係る2型、免疫異常が原因となる1型、いずれもインスリンの作用不足、分泌不足によって色々な症状が起こります。
血液は全身を巡っています。
肝臓でろ過され腎臓で老廃物を除去し不必要なものは尿に運ばれ、通常血液内に必要ないものは混在せず、流れています。
血液からは酸素や栄養素を吸収し、肺できれいになった血液が心臓に戻されています。

出も血液自体の質が悪くなったら?血液がドロドロ状態で詰まりやすく血栓を作りやすくなれば脳や心臓に多きダメージとなります。
膵臓は必死になってインスリンを出そうとしますが、仕事が追いつかず機能が低下、インスリン不足となると腎臓にもダメージが出てきます。
毒素や老廃物を処理しきれないために、血液内容はドンドン劣悪になり尿毒症になってしまう可能性も出てきます。
糖尿病が悪化すると最終的に人工透析で血液を機械でろ過してもらう必要も出てきます。

きれいな血液なら末端までしっかり届きますが、ドロドロ血液になるとなかなか届きにくく、この状態が長く継続されると必要な酸素も栄養も届かない皮膚が壊死してきます。
最終的に壊死した部位を切除しなければならないということも、糖尿病末期には多い事なのです。
脳、心臓、膵臓、腎臓、血管、皮膚・・・糖尿病のダメージは全身に及ぶという怖さがあるのです。

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